Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ちきゅうをねらうもの
地球を狙う者
海野 十三
Leggi 地球を狙う者 (ちきゅうをねらうもの) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.493 caratteri · 30 schermate
孤島の怪事
それをみて、僕は心臓の停まるほどおどろいた。なんだか今にもそのピストルの口が僕の方にきそうな気配を感じたのだ。
だがそれは杞憂におわった。博士はピストルを、書類の下にそっとさし入れると、鞄の蓋を閉じて、ぴーんと金具をかけた。僕はほっと胸をなでおろした。
孤島の怪事
汽船は、僕たちを花陵島におろすと、あわてくさったように、沖合を出ていった。
花陵島の荒涼たる風景は、僕の気持をさらにすさまじいものにさせねば置かなかったようだ。
それと反対に、あれから汽船のなかで、親しく口をきく仲となった麗人理学士志水サチ子の値打がさらにいっそう高くなったのを覚えた。
島で観測するようになってからは、いつもサチ子は、僕が夕刻観測挺を岸辺につけるころをみはからって、必ず浪打際まで出迎えにきてくれる。
それは、僕が島へ渡ってから一週間ほどのちのことだった。その日の夕刻、観測艇が海岸に近づくと、丘のかげからサチ子の軽快な洋装姿があらわれた。
「おかえりなさいまし、大隅さん」サチ子は、僕が艇をおりると、とびつくようにそばへよってきて、「きょうの観測はうまくゆきまして、浪があって。