Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Leggi 地球要塞 (ちきゅうようさい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 71.834 caratteri · 144 schermate

Aozora Bunko

私は困惑した。

「そうですか、それにちがいありませんか」

「たしかに、マリ子です。マリ子の顔を見まちがえるようなことはない」

やっぱり元帥の秘書だったのか。私は、とんだ失策をやってしまったと思った。仕方がないから、私は、マリ子がたしかに第五列の一員と思われたから、毒瓦斯で殺してしまったのだと、率直に一切を白状して、何分の処分を、大佐に委せるといった。

「あははは。これはおかしい」

と、田島大佐が、私の話をきいているうちに、腹をかかえて、笑いだした。私は、むっとした。

「なにが、おかしいのですか。私が失策したことが、そんなにおかしいのですか」

私は、大佐のへんじ如何によっては、いってやりたいことばがあった。

「いや、博士。これは、とんだ失礼を。笑ったのは、博士が思いちがいをしていられるからです。元帥の秘書のマリ子なら、毒瓦斯などで死ぬような者ではありません。なぜといって、マリ子は人造人間なんですからね」

「ああ、やっぱり人造人間ですか」

では、私におけるオルガ姫のようなものだ。

「そうです、人造人間です。ですから、毒瓦斯を吸って死んだマリ子は、にせ者のマリ子にちがいありません。