Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とうじょうのきじゅつし

塔上の奇術師/鉄人Q

江戸川 乱歩

Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate

Aozora Bunko

「オヤッ、こんなものが、歯車のあいだに、ひっかかっていましたよ。」

書生が、一まいの紙きれをさしだしました。園田さんが、手にとってみますと、その紙には、えんぴつで、こんなことが書いてあったのです。

おれをつかまえようなんて思うと、こんなめにあうのだ。これにこりるがよい。

四十面相

ああ、やっぱり赤い道化師は、四十面相の変装だったのです。

それにしても、かれはいったい、どこへ逃げてしまったのでしょう?

機械室は、三方の文字ばんに、つごう、六つのまるい穴があいているばかりで、窓というものがありません。まるい穴からは、とても、おとなのからだは出られないのですから、まったく、逃げ道はないはずです。

塔の階段をおりたとすれば、だれかに見つかっているはずです。園田さんのうちには、書生や女中が大ぜいいますから、だれにもしられないように、逃げだすなんて考えられないことです。

それから、丈吉君をひと間に寝かせて、お医者さまをよび、手あてをしてもらいましたが、首のきずは、四、五日でなおるというお話でした。

丈吉君が、ぶじに助かったのは、淡谷スミ子ちゃんが、すばやく電話で知らせてくれたおかげですから、おとうさんも、おかあさんも、たいへんおよろこびになって、すぐ淡谷さんのうちへ、おれいにいかれましたが、ヨシ子ちゃんは、その案内やく