Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
恐ろしい手紙
それにはどうしても、ふたりいないとだめなんだよ。」
「うん、そうだね。じゃあ、どこで見はりをしようか。」
「むろん、時計塔の五階の機械室だよ。あそこが、いちばんあやしい。さあ、すぐに機械室へいって、ぼくたちのかくれ場所をさがそう。」
そして、ふたりは、時計塔の五階へのぼっていきました。
恐ろしい手紙
小林少年と園田丈吉君は、時計塔の機械室にのぼって、身をかくす場所をさがしました。
そこには、大小さまざまな歯車が、まわっているのですが、その南がわの通路に面した機械の下によこになればはいれるほどの、すきまがあることに気づきました。
ふたりは、そこへはいこんで、歯車のすきまから、北がわの壁をのぞきましたが、うまいぐあいに、その壁の下のほうが、おおかた見えるようになっていました。
ふたりは、そこに寝そべって、ときどき、ぼそぼそと、ささやきあいながら、ながいあいだ待ちました。かわりあって、朝ごはんをたべ、昼ごはんをたべ、それから二時間、三時間、四時間、もう夕がたに近づいても、なにごともおこりません。
「きょうは、うちの中へは、あらわれないのかもしれないね。」
丈吉君が、うんざりして、ささやきました。