Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
おじいさんは、北見君の手をひっぱって、ぐんぐん、廊下へあがって、暗いうちの中へ、はいっていきます。
廊下をひとまがりして、とあるドアを開くと、何かごたごたとならんでいる、ひろい部屋にはいりました。
カチッと、スイッチの音がして、電灯がつきましたが、大きな笠のある電気スタンドで、その下だけが明るくなり、部屋ぜんたいは、ぼんやりとしか見えません。
でもそのぼんやりした光で、およそのようすはわかるのです。おじいさんは、自分で科学者だといっていましたが、いかにも、この部屋は、科学者の部屋でした。
大きな電気のスイッチ板があり、曲がりくねったガラスのくだが、もつれあって、部屋の中をはいまわり、大きな机の上には、いろいろなガラスびんがならび、えたいのしれぬ機械があちこちに、すえつけてありました。
北見君は、あっけにとられて、このふしぎな部屋の中を見まわしていましたが、ふと、向こうのすみに異様な人間が立っているのに気づき、ギョッとしておじいさんの腕に、すがりつきました。
「あれ、あそこにいるの、だれですか?」
北見君が、おびえて、たずねますと、おじいさんは、
「ウフフフ……。