Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
金ぴかの部屋
もしかしたら、スミ子ちゃんじゃないかしら。スミ子ちゃんが、どっか遠いところで、いじめられているのが、ラジオのように、わたしの耳に聞こえてきたんじゃないかしら。」
「そうかもしれないね。そういうのテレパシーっていうんだよ。きみはスミ子ちゃんのこと、いっしょうけんめいに思ってたから、テレパシーがおこったのかもしれない。だが、テレパシーなら、いくらここをさがしたってだめだよ。スミ子ちゃんはずっと遠いところにいるんだろうからね。」
そして、ふたりは、めいめいの寝室にもどって、ベッドにはいりましたが、あのかすかな、かすかな叫び声は、はたして、テレパシーだったのでしょうか、それとも……。
金ぴかの部屋
そのあくる日になっても、淡谷スミ子ちゃんのゆくえはすこしもわかりませんでした。警察では八方に手をのばしてしらべていましたし、明智探偵のほうでも、小林少年が少年探偵団やチンピラ隊をうごかし、できるだけ捜索していましたが、なんの手がかりもつかめないのでした。
その日、スミ子ちゃんのおとうさんの淡谷庄二郎さんは、ほうぼうのしりあいに電話をかけたり警視庁の中村警部に、捜索のもようを電話でたずねたりしていましたが、おひるすこしまえに、どこからか、電話がかかってきました。