Classici giapponesi con furigana
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ゆうぐも
夕雲
小川 未明
Leggi 夕雲 (ゆうぐも) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2137 caratteri · 5 schermate
お庭の垣根のところには、コスモスの花が、白、うす紅色と、いろいろに美しく咲いていました。赤とんぼが、止まったり、飛びたったりしています。お母さんは、たんすのひきだしにしまってあった、浅黄木綿の大きなふろしきを出して、さおにかけ、秋の日に干していられました。ふろしきをひろげると、白く染めぬいた紋が見えました。
「お母さん、大きなふろしきですね。」と、もも子さんは、お縁側で見ていて、いいました。
「もう三十年も前になります。私がお嫁にきたときに、おふとんを包んできたのですよ。昔の木綿ですから、まじりがなくてじょうぶです。こんど、おまえがお嫁にいくときは、これにおふとんを包んであげますよ。」と、お母さんは、おっしゃいました。
もも子さんは、なんだかうれしいような、悲しいような気持ちがして、ぼんやりと日がほこほこと当たる、布をながめていました。
よし子さんや、かず子さんのお母さんは、まだお若くて、髪の色も黒くていらっしゃるのに、うちのお母さんは、どうして、もうこんなに白髪が多いのだろう。かず子さんのお母さんも、染めていらっしゃるときいたけれど。
「お母さん、髪をお染めにならないの。