Classici giapponesi con furigana
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だいこのは
大根の葉
壺井 栄
Leggi 大根の葉 (だいこのは) di 壺井 栄 (つぼいさかえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.854 caratteri · 50 schermate
」
「たどんろんおっさんか――孫さんかいのう、よう似とらあ、いうたのう、おばあさん。」
健はおっさんの口調をまねた。
「おばあさん、孫さんいうたら何?」
「孫さんいうたら健のことじゃがい。」
おばあさんはふり向かずに答えた。
「ええい、健、孫さんちがうがい、健やがい。」
もうだいぶ丈がのびて、穂をふくんだ麦畑の中から、とつぜん大きな笑い声がおこった。健はびっくりしてその方をむくと、石垣で道よりも一段高くなっている畑の青い麦の中から、背戸のばあやんの手拭をかぶった頭が出てきた。ばあやんは草取り籠をかかえ、麦をかき分けて近づいてきた。腰のぐるりにたくさんはせている鬼穂が麦とすれ合ってサラサラと音を立てて、青い麦が波のようにゆらいだ。ばあやんは石垣のはなに立ち、健たちが通りすぎるのを待って、雑草のいっぱいつまっている籠を道にぶちまけた。腰の鬼穂もとり捨て、かぶっている手拭をはずして額をふきふき話した。
「孫さんじゃない健さんかいの、健さんは今日もおばあさんのお供かいの。」
「へえ、もういつまでたっても連れとよう遊ばいでなあ、何じゃろと、こうやってお婆のあとにばっかりつきまとうんじゃぞな。