Classici giapponesi con furigana
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たいくうまかん
大空魔艦
海野 十三
Leggi 大空魔艦 (たいくうまかん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 31.098 caratteri · 63 schermate
一体どこをとんでいるのだろう。そしてどこへゆくのだろう。
丁坊は、窓から地上をのぞいてみた。
見なれない景色がみえた。雪がふっていてまっしろだ。いや、氷山のようなものも見える。空は、いまにも泣きだしそうに灰色であった。
「ずいぶん北の方らしい」
丁坊は、そのときはまだなんにも分らなかった。氷の山が見えたり雪がいちめんにふっているから、北の方の国だと思ったばかりであった。
もしそのとき丁坊が、いま窓から下に見える土地が北極にごくちかい寒帯地方だと知ったらどんなにおどろくだろう。
いや、そんなことにおどろかなくてもいいことになった。もっともっとびっくりすることが向うからやってきた。
ダダダダダン。ダダダダダン。
いきなりはげしい機関砲の音であった。びりびりと、機のなかのかべがふるえた。
びっくりして窓からそとをみると、いつの間にあらわれたのか、上空から戦闘機が身がるにすーっとおりてくるのが見えた。
一機ではない。二機、三機、四機、五機――みんなで五つか六つある。それがいずれも編隊をくんで、まっさかさまにこっちを狙いうちにまいおりてくるのだ。
どどーン、どどーン。