Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Leggi 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 74.962 caratteri · 145 schermate
この子熊のために親の敷皮を買ってやった時から、定まったなりゆきでありました。米友の同情は、そこまで導かれねば止まないことは、初めにわかっているのだが、米友は今更のように、こうなった上は徹底的に、子熊の運命を見届けねばならないという自覚で叫びました、
「先生に頼んで買ってもらわあ、おいらが買えなけりゃ先生に頼まあ」
先生というのは道庵先生のことです。
熊の皮を買うのは、米友の独力で無難に進んだが、それは子供であるとはいえ、生きている動物一つを買い取るには、自分の懐ろだけにそうは自信が置けなかったのでしょう。
頼みきったる親分の、道庵先生に頼めば、容易く解決するとでも思ったのでしょう。
そこでホッと一息ついたらしいが、それからそれと起るべき難問題――つまり、生きた熊を買う以上には、この鉄檻を併せて買わねばならぬこと、鉄の檻と熊と併せて買ったからとて、この道中、宿屋で置きっぱなしにするわけにはゆかないし、さりとて、伝手を求めて江戸へ送り届けて置くということなんぞは理が通らないし、買い取った以上、徹底的にこの動物の運命を見届けて行こうというには、どこまでも旅中を伴って行かねばならないこと、それが犬の子や、猫の子であることか、熊の子では、永の道中を首へ縄をつけて、引っぱって、歩くことはできないから、勢い、この通りに