Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
Leggi 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 254.021 caratteri · 495 schermate
こんな野立てで酒宴に浮かれ出した、手がつけられない、と隠れた二人は苦り切っているうちに、仏頂寺と丸山は、断末魔の苦境に進んで行っていたのだ。
両箇の屍骸の前に、兵馬と福松は色を失って立っているが、さて、手のつけようのないことは同じです。
手のつけようがないのみならず、うっかり手をつけることがかえっていけない。
「どうしましょう」
と女がおろおろ声で言う。
「どうにも、こうにも、全く手のつけようがない」
「かかり合いになるといけませんね」
「不人情のようだが、このまま、そっくりこうして残して置いて、知らぬ面にあとを晦ますより仕方がない、気の毒には気の毒千万だが」
「覚悟の上でしていらっしゃるんだから、こうして置いてあげましょうよ、そうして、わたしたちは早くこの場を立ちましょう、こうしているところへ、人が通りかかってごらんなさい、わたしたちが証人にならなければなりません、そうなればまた高山へ呼び戻されなければなりません、あなたはいいとして、それではわたしが困ります、高山へ戻れば、わたしは助かりません、責め殺されてしまいますよ、知らない面をして行ってしまいましょうよ、知らない面をして……不人情のようですけれど」