Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠10
中里 介山
Leggi 大菩薩峠10 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 285.635 caratteri · 558 schermate
だが、人数は自分より多く、いでたちもおれよりは本格だわい、と思いました。
たしかにその通り、今しも、吹上の庭から塀を乗越えたのは、都合四人づれだということが明らかにわかり、その四人づれが、とにかく、本格らしい甲賀流の忍びの者のよそおいをしていることによって、やはり尋常一様の盗賊ではあるまいと鑑定される。
さりながら、その忍入りの技術は、甚だ幼稚なものだ――と七兵衛は、それを憐れむような気にもなりました。ナゼならば、彼等はいずれも一生懸命で、鳴りをしずめ、息をこらして、忍び込んでいるつもりではあるが、そのあたりの空気を動揺させること夥しい。
番人がなまけているからいいようなものの、気の利いた奴に見つかった日にはたまらない。ああして下りて来るところを待構えていれば、子供でもあの四人をうって取れる……素人だな。気の毒なものだな。
しかし、素人にしては、あのいでたちの本格。忍びの者として寸分すきのない、たしかにすおう染の手拭で顔をつつみ、ぴったりと身につく着込を着て、筒袖、長い下げ緒の短い刀、丸ぐけの輪帯、半股引、わらじ。
こういったようないでたちは、かいなでの町泥棒にはやれない。