Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Leggi 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 368.567 caratteri · 720 schermate
二人が、一人は女で、頼みきった男のお前が病身――わたしのこの残念な気持を察しておくれなら、お前はどうしても丈夫にならなければなりませんよ――お前が丈夫になると共に、お前の血統を絶やしてはなりません。わたしの血ではもう薄いのです、お前のでなければなりません。お前は自分の身体をよくすると共に、どうしても、お前の子孫というものを持たねばならない責任を忘れてはなりませんよ。加藤を名乗るもの、清正公の系図を引くという家柄は多いけれど、お前より正しい者はありません。その正系のお前よりも、傍系の、あるかなきかの系図を言い立てた者が上席にいて、我は顔をするのを、お前は口惜しいとは思いませんか。それを口惜しいと思うなら、お前は今いう通り、丈夫な人になって、お前の血統を絶やしてはなりません。たとえどんな不具でも、馬鹿でもよいから、お前の胤というものに加藤の家をつがせて、尾張名古屋の城を見返すように、この、わたしがついています」
十三
「久しぶりにお目にかかります、私は弁信でございます。どうぞ皆様、御心配下さいますな、これでも旅には慣れた身でございます、旅に慣れたと申しますよりは、生涯そのものを旅と致しておる身でございます、生れたところはいずことも存じませぬように、終るところのいずれなるやを、想像をだに許されて