Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Leggi 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 368.567 caratteri · 720 schermate
しかも、その半身といえども、薄暗がりのところに白く漂うているものですから、はっきりとは認めることができないのです。
「どうしたのですか、今日は、どのお部屋も、どのお部屋も、みんなお火が消えてしまいます。わたくしどもの座敷も、それから、昨日おいでになった二人のおさむらいさんも、火が冷たい、火が冷たい、とおっしゃりながら、お酒を召上っていらっしゃるし、それから、若いおさむらいのお方のお部屋も、とんと立消えがしているようでございますから、ついでおきましょう」
といって、お雪は、ひのし型の十能を差出しました。
「そうですか、では、あとから私が持って行って上げましょう。お雪さん、まあ、こちらへ入って皆さんとお話しなさいまし」
久助は招いたけれども、お雪が心安く入って参りませんものですから、自分が立って来て、お雪の手から十能を受取って、炉辺へ戻り、火の塊を物色したが、どうも思わしく盛んな塊が無いと見えて、新たに木炭を炉の中へ加え、
「これが、かんかんとおこってからに致しましょう、焚落しでは、どうも火持ちが悪うござんすからな」
その時に、会話を中止して、こちらを見ていた村田が、