Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Leggi 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 185.112 caratteri · 362 schermate
敵も味方も見さかいなく斬りつけておいでなさるんですって? それそれ、そういうことになってしまうのでございます、悲しいことですね、なんでも最初に許しておしまいになれば、そんなことにはならないのでございましたのに、許して上げないから、こんな悲しいことが出来ました」
弁信は逃げ惑う人に押し返されながら提灯を振り立てて、こんなことを言いましたけれども、誰とて耳に入れるものはありません。またなるほどと感心して、それを聞いているような場合でもありません。
兇刃を振りかざした気狂いは、もうその背後まで迫って怒号しています。
「おれの女房は美い女だ、美い女だから、おれも好きで女房に貰ったんだ、おれが好きで貰った女房を誰がなんと言うんだ、おれが美い女と見るくらいのものは、ほかの男が見たって美い女だ、だから、どうしたと言うんだ、おれが惚れるくらいの女に、ほかの男が惚れるのはあたりまえだ、それがどうしたと言うんだ、わからねえ奴等じゃねえか、それほど女房が大事なら、箱へ入れて蔵っておくがいいや、箱へ入れたって虫がつくということがあるじゃねえか、自分の女房に虫が附いたからって、土用干しもできねえじゃねえか、奴等あ、みんな嫉んでそういうことをするんだな、おれが美い女房を持っているものだから、それをけなれがって、寄ってたかって、あんまり