Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
、そうでなければ印度とそれに近い他人種との混血児に相違ない。ただ彼等は、しきりにその混血児であることを隠して、日本人らしく思われようとする素振がある。
そのほかには、どうしても眼の色を隠すことのできない子供が五六名、赤い土耳古帽をかぶって、隅っこにかたまって、ハーモニカを吹いているところへ、例の春日長次郎――広袖の縫取りのある襦袢とも支那服ともつかないものを着て、大口のようなズボンを穿いている――がやって来て、これも何か早口で指図をすると、子供らは心得て、蜘蛛の子のように四散し、高い桁梁から吊された幕を引卸しにかかります。
衝立を一つ置いて小道具。
裏へ廻って見ると大道具。
ここではまた、例の亜欧堂風の大看板を、泥絵具で塗り立てている幾人かの看板師。
この看板をつぎからつぎと見て行った長次郎は、横文字の綴りの誤りを二三指摘して一巡した後、また楽屋へ戻ると、もう稽古場へ太夫連が集まって、品調べにかかっている。太夫連は、やはりどれも日本人、少なくとも東洋人以外の面ぶれは見えないのに、別に補助として参加する従来の女軽業の重なる連中が、見物がてら押しかけているものですから、やはり日本人だけの大一座としか見えません。