Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
なかには、これを痛快がって、このついでに三田の四国町まで押しかけて、薩摩屋敷を焼き払えというものもありましたが、また一方には反対に、江戸の市中を焼き払われないようにと、心中におそれを抱くものもありました。
高尾の山で、七兵衛と泊り合わせた神楽師の一行が、ちょうどここへ来合わせたのは、まだ余燼が盛んに燃えている早朝のことで、この有様に意外な感じをしたが、さあらぬ体で、これも三田の方面へ踵をめぐらしたから、誰もあやしむものはありません。
二十八
ここはどこだか知らない。机竜之助は何里つづくとも知れない大竹藪の中をひとりであるいている。
この時は夜です。身に白衣を着て、手には金剛杖をついている。この大竹藪の夜は、幸いにして見通す限り両側に燈籠がついている。
この時は、眼が見えるのです――それに程よい間隔を置いて、両側に立てられた四角な燈籠の光が、朦朧として行手を照らしている。その光は青くして白い色がある。
けれども、いくら歩いても同じ大竹藪で、いくつ燈籠を数えてみても、みな同じ形で、同じ光で、同じ色に過ぎない。これでは、歩いても、歩かなくても、同じようなものだ。