Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Leggi 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 242.044 caratteri · 477 schermate
そんならば、広くもねえこの府中の町の中のどこに、そのだいそれたいたずら者が隠れているのか、そこが問題だテ。そこの見当が、玄人でなくっちゃあちょっと附きにくかろう。ところでがんりきの鑑定をいってみるとこうだ……これはつまり、あの六所明神の社の中に何か仕掛があって、神主のなかにグルな奴があるんじゃねえかな、六所明神は武蔵の国の総社で、なかなかけんしきがある、守護不入てえことになっていると聞いたが、そこだ!」
がんりきの百は、この時したり面に、ポンと自分の膝を打って、欅並木から六所明神の森をながめたものです。果してこのロクでなしの鑑定が当っているかどうかは知らず、当人は、いっぱし睨みの利いたつもりで、武蔵の国の総社六所明神を向うに廻し、一合戦をする覚悟の色を現わして、小鼻をうごめかしながら立ち上る拍子に、どうしたものかよろよろとよろけて、あぶない足を踏み締めると、これはしたり、自分の風合羽の裾がお堂の根太にひっかかっている。
「ちぇっ」
苦い面をして、それをはずしにかかって、思わず面の色を変えました。
合羽の裾が何かにひっかかって、それで足をすくわれたものと、いまいましがって外しにかかると、