Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
井戸の中の蛙が大海を何とやらだ。だから、これをやるには東西呼応して立たなきゃなんねえと言うので、俺達がこうしてやり出せば長州と因州が起つことになっているそうだ。関東で俺達が江戸のお尻を突っつけば、それ後顧の憂いという奴だろう、西の方には隙が出来る、そこを四方からワッと来て、盛りつぶす手立だそうな。何でも長州から此方に軍資金が渡るという約束になっているげな。何事にも見た目が有れば裏が有らあ。ウン……三月に軍を起こしたと同時に、田丸先生、藤田様、藩正義党の方達の名で御老中の板倉様に上書をなさって、此方の心持を申上げ、更に因州の池田侯、備前の池田侯にもお願いして、筑波党を攘夷の一番槍にさせて下さるように天長様から御勅命が下るようにと申されたのだ。宍戸の松平の殿様も幕府に同じことを頼んで下さったげな。今井さんから聞かれたことだから間違いないて。ところが、どれもこれも、通らねえ。何でも上の人の話を聞くと、通る筈がねえそうだ。うん。見す見す通らぬとわかっていることを何故するか、と言うのが、攘夷攘夷で江戸をギューギュー言わして置いて、江戸が手を焼いている暇に世の中の立て直しをやらかしちまおうと言うのだそうな。