Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
その時も兵糧米の俵ば担がされていたのを、ブチ斬られて、米は天狗に取られてしもうたそうな。
仙太 ……どこだ、そ、それは?
段六 佐分利の方の縄手だ。
仙太 あんだとっ! 佐分利の縄手! さ、さ、佐分……!
段六 あによ、そ、そんな恐ろしい顔すっだい? ああに、下手人はわかりっこねえ。あんでも生き残った人の話に、その晩はひでえ闇夜で、また、其奴等と言うのがひでえ切り手で、その仁なんども、すぐ後ろ手を歩いていた者がバッサリやられるまで知らなかったそうな。後の方から一人一人追い打ちに斬られていても、どう言うもんか、声もあげはせなんだと言うことじゃ。……どうしたえ、仙太公? おい?
仙太 (いきなり段六の胸倉を取って)去年の師走二十五日、闇の晩、佐分利の縄手で追い打ち! 嘘うこけ、段六!
段六 こ、こ、こ、苦しい、あによすっだい、これ! 嘘でねえ、嘘を付いても何になるだ?
仙太 ……(段六から手を離して、ユラユラしながら暫く自分の前を見詰めて立っていたが、足が身体を支えきれなくなって、アムと低い唸り声を出したまま前にのめり、うつ伏せに地に転がる)
段六 こ、これ! どうしたのじゃ、仙太公! これっ! 出しぬけに、まあ……仙太よっ!