Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
加多 それはならぬ! 恩は恩、義は義だ。
仙太 恩のことじゃねえ、親方がそんなことをなさるはずがねえ、何か行き違いが出来ているんだ。
加多 どちらにしろ、井上君の命令通りにやれ。お為派の策士等と薩州あたりの諜者をスッカリ斬ってしまわぬうちは、ここへは帰って来るな!
井上 じゃ、急いで行こう。仕度は?
仙太 これでいい。じゃこれはいただいときます。
水木 なくなれば、そう言ってよこせよ。しかし、なるだけ、それのなくならぬ間に、手早くやれ。
仙太 では、加多さん……。(既に先に立って歩き初めている井上の後に従って、花道へ。立止って懐から位牌を出してチョッと見ていた後、それをポイと後ろに捨てて歩き出す。がすぐ何と思ったのか、スタスタ引返して位牌を拾って再び懐中にして……)
井上 どうしたんだ?
仙太 いえ何でもねえ。急ぎやしょう。(二人揚幕へ消える。それを見送っている加多と水木)
間。
水木 あれにやれるかな?
加多 え? ああ、それなら大丈夫。拙者はよく知っていますが、剣を取ってあれだけの押しがきくのはチョットない。
水木 私にもそれはわかるが、だが、気に障りが有る場合、十のものが五つも働けないもんだからなあ。