Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
芋が来ねえで、はあ、お気の毒みてえだ、伯父さ! ハハハ。
段六 あんだと、瀧三め! 芋も芋じゃが、お咲坊が来ねえでは、お前こそお気の毒様みてえたもんだて! アハハハハ、知っとおるぞ。知っとおるぞ。アハハハ。(仙太郎の方を見て)んでも、仙太公、お前何とか言ったっけ?
仙太 (これも手ラッパで)あのなあ、えらく、お日でりだで、川の方の三角田にや明日あたり上から少し水ば切り落としとかねえじゃと言っているのよ、段六公。
段六 おおよ。そうしべか。世間が騒々しいとおてんど様まで調子ぱずれだ。やれ、どっこいしょ。(と再びしゃがんで姿を消す)
仙太 さ、もう一息やろか。(再び泥掻き)
瀧三 あの、お父う、さっきのあの連中、虎雄のこと言うていたが、それじゃいよいよ……。(と不安そうにしてしきりに話したがるが、仙太も段六もそれを耳に入れず相手にしないので仕方なく、これも稲の間に姿を没して働きはじめる)
かなり永い間――水の音。
花道から女房姿のお妙とお咲が出て来る。二人とも着流しだが甲斐甲斐しい姿。お妙はふかし芋の入ったザルを抱え、お咲は茶椀の包みと大ヤカンを下げている。お妙は年こそかなり取っているが、まだ大変綺麗である。