Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate

Aozora Bunko

見ろい、同じ土地の近くの同じ百姓同士が、これほど頼んでも書いてくれようと言うもの一人もいねえのは何だ? え、段六公、同じ百姓でいながら、その百姓仲間のためにしたことで兄貴がこんな目に合っているの、目の前に見ていながら、みすみす煮湯ば呑まして知らん顔をしているのだぞ! (段六が何か言おうとするのに押しかぶせて)うう、百姓は弱え、受身だ、弱えと、またお前言う気だろが? 知ってら! それがどうしたてや※(疑問符感嘆符、1-8-77)……おら達今朝っからここへ坐って膝もすりむけたし、通る百姓の一人ずつに拝み続けだぞ!(再び下から叩きの響)ううっ! あっ!(両手で顔を押える)……ああ段六公、おら帰ろうてや、連れてってくれ。……済まねえのう。

段六 済むも済まねえもねえて。まわり合せだと諦らめるだよ。さあ帰るべ。

仙太 いや、もう少し……、諦らめられねえて。もう少し、もう少し待ってくれ。おら、おら……。

鳥追と馬方が土手の向うへ下って行き姿を消す。叩きの物音。そこへ左手から中年過ぎの百姓の女房がフロシキに包んだヘギを抱えてヨロヨロするくらいにあわてて小走りに出て来る。