Classici giapponesi con furigana
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てんのう
天皇
蜷川 新
Leggi 天皇 (てんのう) di 蜷川 新 (にながわあらた) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.036 caratteri · 269 schermate
そうして、王の一家一族がお手本となつて、国全体に感化を及ぼし、みなその家をよくおさめ、国はますますさかんになつた。文王は、その親を親として尊び、それとおなじ気持で人民に仁徳をおこなつたのである。』と、書いてある。私はひそかに、あやしむ。仁徳天皇のめぐみは、ほんとうに人民におよんだものか、そうして、その恩は、妻子兄弟におよんだものか。仁徳天皇は、いつたい、どんな心で、仁徳をほどこしたのであろうか。
『帝紀』には、仁徳天皇が生前に、自分の墓陵をつくつたことが書いてある。そうして、今日のこつている仁徳天皇の墓陵の規模は、その墳墓も、築山も、池も、広大な点において、今日の多くの天皇の墓陵の規格とおなじである。しかしながら、仁徳以前には、天皇の墓陵の制度は、まだそんなに広大なものではなかつた。この一事から判断してみると、天皇は、位についたはじめのころには、自ら大いに倹約をされ、人民にめぐみをたれられた。しかしそれは、まさに、これを奪わんとするものは、まずこれを与えよ、という方策ではなかつたか。
歴史の本にはまた、書いてある。『仁徳天皇の末年には、妖気が動いて、はじめて反逆者が出た。