Classici giapponesi con furigana
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たいへいようらいげきせんたい
太平洋雷撃戦隊
海野 十三
Leggi 太平洋雷撃戦隊 (たいへいようらいげきせんたい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.885 caratteri · 24 schermate
すぐ鼻の先というほど近い所にいる船をねらうのだから、外れっこはない。しかしそれが命中するのを見守っている間もなく、
「潜航! 二十メートル」
艦長は号令しました。一旦魚雷を発射した上からは、どうせ×に気づかれるのは知れていますから、その攻撃をさけるために、すばやく海底へもぐりこんだのです。もう潜望鏡もすっかり水面下に没して、樽のような艦内からは、なんにも見えません。旗艦から発する連絡号令が、水中を伝わって、こっちの聴音機に感じるばかりです。――深度計の針が、気持よく廻り始めました。
水面下九メートル、十メートル、十一メートル……。
どどど……。
鈍い、それでいて艦の壁にビリビリとこたえる異様な大音響がしました。すくなくとも五隻、多ければ十隻の×船の胴中に魚雷が当って爆発したのです。
「うッ、命中だッ」
「やったぞ。万歳」
射手はその場に躍りあがりました。
続いて次から次へと、遠くに又近くに、物凄い響です。海面上の商船隊の狼狽のありさまが手にとるようです。こうなれば、しめたもの、ついでに残る商船を、やっつけてしまわなければなりません。
各艦は更に第二回の魚雷発射に移りました。