Classici giapponesi con furigana
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ようかいがく
妖怪学
井上 円了
Leggi 妖怪学 (ようかいがく) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.416 caratteri · 117 schermate
例えば、福、吉、平、正、喜、嘉、忠、長、善などはよく用いらるる文字にして、なお、かく直接に意味を有せざるも、虎、亀などのごとく、間接に勇または寿などの意味をあらわす文字を使用するなり。また、留吉など呼ぶ「留」の字を名に用うるは、多くは、あまり子の多き人として、これにて子を生むことをとどめんとの意にて、子どめのマジナイなれば、この名は末子に多しとかいう。その他、相撲の類にても、剣山は阿波より出でたるがゆえに、阿波第一の山名を取り、大鳴門は淡路より出でたるゆえ、鳴門に取り、西の海は西国に出でたるゆえ、かの名あるがごとく、みな高山、名川、大海などの名によりて、その強く盛んなるを表する一種の縁起なり。いにしえより、わが国には名字拝領、実名拝領ということ多く行われたるが、特に芸人社会には、現今にても行わるることなり。例えば、囲碁社会にては本因坊は代々「秀」の字を襲い、画人狩野家にては「信」の字を命ずるがごとし。これ、その名人の名を襲って、一部分なりとも、この名人に似んことを願うの縁起なり。秀吉の丹羽、柴田を慕って羽柴を称し、大塩の本田忠勝を慕って平八郎と名のりしも、同一の理由による。