Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふじんさっか

婦人作家

宮本 百合子

Leggi 婦人作家 (ふじんさっか) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 28.898 caratteri · 58 schermate

Aozora Bunko

などに書いた感想小品の文体をみてもあきらかである。ふりがなをつけても意味のよくのみこめないような漢文調で書かれた感想の間に、英詩が原文のまま引用されているという風で、一種の婦人政客であった彼女には、婦人大衆の日々の現実におり入ってその自覚に訴えかけてゆくような真実の社会性はめざめていなかった。

一八八八年、田辺龍子(三宅花圃)が発表した「藪の鶯」が、婦人によって生まれたやや文学らしい文学の第一歩をしめした。明治初期には「実利実学」の気風と、徳川時代から小説を軟文学としてかろしめてきた伝統とがからみあっていて、岸田俊子なども台所や茶の間に手帖をおいても書いてゆけるものという理由で、文学の仕事は女にふさわしいといった。「淑徳才藻のほまれたかい」女子が「学びの窓の筆ずさみ」に小説を書くというように考えられ、いわれていた時代であった。

「藪の鶯」は、坪内逍遙の「当世書生気質」(一八八五)の影響と模倣によって書かれた。「藪の鶯」は当時二十一歳であった彼女の生活環境である上流官吏の家庭・社交の雰囲気を、まざまざと反映している。洋服で夜会にゆく上流の令嬢は、明治二十三年の国会開会をひかえて自由民権運動が抑圧され、五七〇名が「宮城三里外」