Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うちゅうせんたい

宇宙戦隊

海野 十三

Leggi 宇宙戦隊 (うちゅうせんたい) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 77.201 caratteri · 155 schermate

Aozora Bunko

と、タルミミ君らしい一人が、そういって挨拶をした。山岸中尉は返事に困った。

「御心配はいりません。これはあなた方にたべられないものでもなく、また毒がはいっているわけでもありません。安心して召上ってください」

タルミミ君は、ていねいにいった。

山岸中尉は豪胆な人間だったから、ここで弱味を見せてはならぬと思い、蜜柑を一箇手にとった。それとなく注意してみるが、内地の蜜柑と変りのない外観をしている。そこで皮をむいた。ぷうんと蜜柑の香りがした。一房ちぎって口の中へほうりこんだ。甘酸っぱい汁――たしかに地上でおなじみの蜜柑にちがいなかった。しかもこの味は四国産の蜜柑と同じだった。

「この蜜柑は、どこになったのかね」

山岸中尉がタルミミ君へ声をかけた。

「日本産ですよ。外の料理も、みな日本産です。あなた方がくるとわかっていたので、用意してあったのです。どうぞ安心してたべてください」

どんな方法で、日本の料理や、果物などを手にいれたのか、それはわからなかった。しかしたべてみると、たしかに口にあうものばかりだった。そこで弟にもたべるようにすすめた。二人は腹がすいていたのでよくたべた。