Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あんごしたん

安吾史譚

坂口 安吾

Leggi 安吾史譚 (あんごしたん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.002 caratteri · 27 schermate

Aozora Bunko

かけおちとは単に家出という意味だ。モモヒキをはき七八両盗みだして出たが小田原でゴマノハイに金をすられ、宿屋の亭主にすすめられて手にヒシャクをもち乞食をしながら旅をすることになった。

お伊勢参りを完了した直後に熱がでて松原に二十三日ほど寝倒れていたが近所の坊主が親切にしてくれ、様子を見に来てはカユなぞ恵んでくれた。ようやく動けるようになったから、坊主に礼を云って、杖にすがって一日に一里ぐらいずつ歩き、疲れると乞食の穴へ入れてもらって六七日休息したが、食べ物は自分で貰いにでる必要があるから村へ物乞いに行くと、番太郎の六尺棒にブン殴られて村の外へつまみだされるというように、乞食生活も病気になると楽ではない。とはいえ、時にはウチで奉公しろとか、ウチの子供になれ、とか言ってくる人もいたが、五六日いると窮屈で、長逗留はできなかった。また乞食になってはブラブラ歩くうちに崖から落ちてキンタマを打って気絶したのが元でキンタマが腫れて膿がしたたるようになり閉口して江戸のわが家へ戻ったが、キンタマがくずれて起居もできぬようになり、二年間外出できなかった。

よくよくキンタマにたたられた親子で、海舟も九ツの年に病犬にキンタマをかまれた。