Classici giapponesi con furigana
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あんごこうだん
安吾巷談
Leggi 安吾巷談 (あんごこうだん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.211 caratteri · 22 schermate
程度にすぎない俗な事情にあることを、彼は彼自身の場合に於ては、その俗のまま書くことを全く忘れている。ただ相手のことだけ書いているのである。
こういう田中だから、友達ができなかったのは仕方がない。自分だけ人に傷けられてると思っているのだから、始末がわるい。
女を傷害して、その慰藉料ということで、彼は悪戦苦闘していたそうだが、こういうことは友達にたのめば一番カンタンで、友達というものは、こういう時のために存在するようなものである。
我々文士などゝいうものは、人のことはできるが自分のことはできない。人の借金の言い訳はできるが、自分の借金の言い訳はできない。福田恆存が税務署へ税金をまけてもらいに行こうとしたら、隣家の高田保が、
「自分の税金のことは云いにくいものだから、ボクが行ってきてあげよう」
と、たのみもしないのに、こう言って出かけてくれたそうだ。さすがに保先生は達人で、まったく、保先生の云う通りのものなのである。
困った時には友達にたのむに限る。私が二度目の中毒を起したとき、私は発作を起しているから知らなかったが、女房の奴、石川淳と檀一雄に電報を打って、きてもらった。