Classici giapponesi con furigana
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しょうねんたんていちょう
少年探偵長
海野 十三
Leggi 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.286 caratteri · 221 schermate
まず、そのひとつは、淡路島の周囲を、おりおり、怪しげな汽船が周遊しているということ、それについで、ときどき、深夜淡路島の上空に、竹トンボのような音がきこえるということ、更に、その竹トンボの音が常に旋回する中心をさぐってみると、そこはヘクザ館という、古い西洋建築があることがわかったのです」
「それだ!」突然、戸倉老人が手を叩いて叫んだ。
「それです、それです、警部さん、問題はそのヘクザ館にあるにちがいありません。海賊王デルマが、淡路島に根拠地をおいていたということは、古い文献にも残っています。その当時、デルマは善良な宣教師をよそおい、島の中央に、カトリックの教会を建てたといわれています。ヘクザ館というのが、きっと、それにちがいありません。そこに、海賊王デルマの宝がかくされているのです」
戸倉老人の声は、しだいに昂奮にうわずってくる。その昂奮が伝染したのか、少年探偵団の同志たちも手に汗握って、戸倉老人と秋吉警部の顔を見くらべている。
秋吉警部もにっこり笑って、
「そうです。われわれもだいたい、そういう見込で、ヘクザ館には厳重な監視をおいています。ところで戸倉さん、あなたの戦闘準備はどうですか。