Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
事はいわば内済になりましたが、そのために山本は職を失いました」
「すると、そのことをうらみに思って、その山本というのが、川上糸子を殺し、死骸を君に進呈すると書いたのだろうか」
「さあ、それはどうだかまだ分かりません」
「さっき君は、僕の尋ねる前に、すでに春日町で人殺しのあったことを知っていたようだが、それはどうして分かったのか」
「ああ、そうでしたねえ。それを話す約束でしたねえ」
そこで俊夫君は、深夜に男の声でからかいの電話のかかったこと、その電話は春日町二丁目の「近藤つね」という美容術師の家からであったこと、美容術師は、一人の女弟子とともに住んでいるが、覆面の盗賊に入られて麻酔剤を嗅がされ、人事不省に陥ったから、たぶん盗賊が電話をかけたのであろうということなどを順序正しく述べました。
「その電話をかけた男の声が、いま君の話した山本ではなかったかね?」
「さあ、山本の声をよく覚えていないし、それに電話の声は普通の声と変わるものだからはっきりしたことは分かりません」
こう言って俊夫君は考えこみました。
二
間もなく自動車は、目的地たる春日町一丁目の空家の前に止まりました。