Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
それからおよそ何時間たったかよく分かりませんでしたが、一人の客がその悪漢たちの住家に入ってきました。話し声を聞くとどうやらそれは女らしく、しばらくすると、その声の持ち主が梯子段を登ってきました。そうしてその人が襖を開くなり、豊さんは、『あッお母さん』と言って、そばに駆け寄ろうとしました」
この俊夫君の言葉を聞くなり、富田さんは思わず立ちあがろうとしました。
「え? それでは、あの妻の常子が? 豊、本当か?」
と言って、膝の上の豊さんに尋ねました。
豊さんは、ただ黙って頷くだけでした。
「そうです、まさしく豊さんのお母さんでした。そうして今度のことは、お母さんと僕を背負って連れてきた男とが主になって、あなたから三万円の金を奪って神戸まで高飛びし、それから支那へでも渡る計画らしかったのです」
「そうとはちっとも気がつかなかった。豊、堪忍してくれ、お父さんが二度目のお母さんを家へ入れたのが悪かった」
こう言って富田さんは、
「それからどうしました?」
と俊夫君に尋ねました。
「それからお母さんは豊さんに向かって、『お前がいつもお母さんを嫌うから、こういう目にあうのだよ。