Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
「この本を、角の丸山書店で、大急ぎで買ってきてくれ」
と申しました。
「兄さん今日は本当に苦しんだよ」と俊夫君は机の前に腰かけてにこにこしながら申しました。
「何しろ、これは日本の暗号だから、外国の書物を見たとて分かるはずはなし、それかといって、日本には暗号のことを書いた本はなし、まったく僕一人の力で解かねばならぬからね。まず僕はこの『を行って』『での写真』『違って今ま』というのが一つ一つの文字すなわち『ア』とか『イ』とかをあらわしているにちがいないと思ったんだ。
ところでこの十二組のうち、どれを見ても五字より多いのはないから、何か『五つ』に縁のあるものはないかとしきりに考えてみたんだ。はじめ盲人の点字を暗号になおしたのではないかと思ってみた。が点字は『六つ』からできているのでその考えは捨てたんだ。
ちょうど兄さんが帰ってきたときに、仮名は仮名としてある記号を代表し、漢字は漢字としてある記号を代表するにちがいないというところまでこぎつけたんだ。すると叔父さんから電話がかかってきただろう。僕ははっと思ったよ。……分かったかい、兄さん?」
「どうも分からぬね」