Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
首には深いくびれ痕があって、右の鼻の孔の入口には少しばかりの血の流れた跡がついていました。
やがて何思ったか、俊夫君はポケットから物差しを出して先生の髭の長さを計りかけました。先生の口髭は立派な漆黒の八の字で、延びるだけ延ばしてありました。顎から頬へかけての鬚髯はありませんが、病気中は剃らなかったと見えて、一分に足らぬ黒い濃い毛が密生しておりました。俊夫君はその短い毛を熱心に計って、その結果を手帳の中へ書き加えました。それから俊夫君は八の字髭を軽く引っ張って、二三本を抜き、それを丁寧に保存しました。
髭の検査が終わると、俊夫君は手の指を一本一本熱心に調べましたが、ついに右の人差し指の爪の間から細い細い毛を一二本ピンセットでつまみだして、同じように保存しました。
「これでよろしい」
と俊夫君は満足げな顔をして申しました。
小田刑事は俊夫君の探偵ぶりを見るのが好きですから、私たちといっしょに途中で昼飯を認めて巣鴨の博士邸さして行きました。
博士邸に着くなり、俊夫君は、家の周囲を一めぐりしてこようといって、先になって歩きました。勝手口のところに、何に使ったのか、たくさん雪を取った跡がありました。