Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
モコウが白い歯をがりがりかんでくやしがった。
「諸君!」
と水面をはってよぶ声がする。一同はびっくりして耳をすました。
「諸君!」
「アッ! 兄さんの声だ、兄さん!」
と次郎が狂気のようにさけんだ。
「諸君! 海蛇らはまだ島にいるぞ」
こういうと富士男はあざやかな抜き手を切って、もうぜんと泳ぎだした。
岸にあがった富士男は胴ぶるいをすると大きなくしゃみをした。
「やあやあかっぱの胴ぶるいに河童のくしゃみだ」
とモコウが水玉をかけられていった。ホッとした安堵とともに一同ははじめて笑った。
「これを着たまえ」
とドノバンが上衣をぬいだ。
「これを」
と一同はシャツやズボンをぬいだ。
「そんなに着られやしないや、だるまさんじゃあるまいし」
と富士男がいった。
「かっぱ変じてだるまとなるでさあ」
とモコウがてつだいながら、鼻をヒョコつかせた。
「違うよ、あれは桑田変じて滄海となるだよ」
と善金がまじめな顔でいった。一同が笑った。
洞に帰ったかれらは、つかれを休むひまもなく、悪漢どもに対する緊急会議を開いた。まず富士男が口をきった。
「かつてケートおばさんが話されたように、悪漢どもの船は航海にたえないほど、大破損はしていない、それなのにかれらはいまだに立ち去るようすもなく島をうろついている。