Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
この悽惨たる危機にたいし、モコウと他の少年たちのすがたが見えぬのはふしぎである。あるいはみな殺されて、洞内に倒れているのではあるまいか。
海蛇とブランドは、ケートとバクスターをけとばして、もう川のほとりに出た。川にはブルークがすでに洞内からボートをぬすみだして、ふたりのくるのを待っている。もしかれらがふたりを人質にとれば、あとはゆうゆう無理難題をしかけて十五少年を苦しめることになるだろう。
「ちくしょうめちくしょうめ」
イバンスは歯をくいしばった。だが発砲すると次郎とコスターにあたるかもしれない。心は矢竹にはやれども、いまやどうすることもできない。
「さあこい、わしにつづけ」
イバンスは疾風のごとく走った。海蛇とブランドははや川の岸にあがった。いま一足が舟のなかである。
「ああまにあわん」
イバンスがこういった、その一せつなである。先頭に立った富士男の愛犬フハンは、もうぜん足を早めて、ブランドののどをめがけてとびかかった。ブランドは驚いてコスターをだいた手をはなし、フハンの両耳をつかんで一生けんめいに戦った。人と犬! 押しつ押されつ汗みずくになってもみあった。