Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
ふたりがだんだん森をわけてゆくと、樹木は太古のかげこまやかに、落ち葉は高くつみかさなったまま、ふたりのひざを没するばかりにくさっている。右を見ても左を見ても、人かげがない、寂々寥々、まれに飛びすぐるは、名もなき小鳥だけである。
森をいでて川にそうてゆくと、びょうびょうたる平原である、これではまったく無人島にちがいない、むろん住むべき家があるべきはずがない。
「やっぱり船にとまることにしよう」
ふたりは船へ帰って、一同にこのことをかたり、それから急に、修繕にとりかかった。船はキールをくだかれ、そのうえに船体ががっくりと傾斜したものの、しかし風雨をふせぐには十分であった。まず縄梯子を右のふなばたにかけたので、幼年組は先をあらそうて梯子をおり、ひさしぶりで、陸地をふむうれしさに、貝を拾ったり、海草を集めたりして、のどかな唄とともに、活気が急に全員の顔によみがえった。
モコウはさっそく、サービスの手を借りて、じまんの料理をつくった。富士男、ゴルドン、ドノバンの三人は、もしも猛獣や蕃人などが襲来しはせぬかと、かわるがわる甲板に、見張りをすることにきめた。
翌日富士男は、おもむろに持久の策をこうじた、まず第一に必要なのは、食料品である。