Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate

Aozora Bunko

なにかにつけて他人の意見に反対したがるドノバンはいった。

「きみのように反対ばかりしては、仕事がはかどらないよ。人の意見に反対するなら、まずきみの意見をいってくれたまえ」

と富士男はいった。

「ぼくは洞穴にひっこんで冬ごしをするよりも、このまま船のなかにいるほうがいいと思う。船におればここを通る船に救われまいものでもない」

「それにはぼくは賛成ができない。このばあい、ほかから助けを待つべきでない。ぼくら自身の力で、ぼくらの生命をまもる決心をしなければならん」

「それでは永久に洞穴のなかにいて餓死するつもりか」

「餓死するつもりではない、ただぼくらはいかなるばあいにも、他人の助けをあてにせず、自分で働きたいと思うだけだ」

ドノバンと富士男はまたしても衝突した。

「ドノバン君、ぼくらのサクラ号はもう半分以上こわれかけてるんだ、船にとどまるといってもとどまれないのだ。だからぼくらは洞穴のなかで冬をこして、その間にここへ旗を立てておけば、通航の船が見つけて助けてくれるかもしれんじゃないか」

ゴルドンは両者のあいだにはいってなだめるようにいった。ドノバンはしいて反対をしてみたものの、心のなかではそれよりほかに策がないことを知っていたので、沈黙してしまった。