Classici giapponesi con furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Leggi 少年連盟 (しょうねんれんめい) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 110.920 caratteri · 219 schermate
河口にボートをつないで、三人は、とちゅうで撃ったしゃこを焼いて晩飯をすました、六時は過ぎたが進潮まではまだ三時間もあるから、モコウはストーンパインを採集して諸友へのおみやげにしようと森のなかへはいった。
背中に重さを感ずるほどストーンパインをおうてボートへ帰ると、富士男と次郎のすがたが見えない。
「はてな、めずらしい草でも採集してるのだろうか」
モコウがこう思いながら深い草を分けてゆくと、とつぜん大きな木の下から次郎の泣き声がきこえた。
おや! と思うまもなく富士男のしかる声、
「なんということをしたのだ、それでおまえは良心にはじるから、ふさぎこんでいたのだね」
「ごめんなさい、兄さん、ぼくが悪かったのです」
「悪かったというだけではすまないじゃないか、みんながこんなに難儀するようになったのも、おまえが悪かったからだ、こんなはなれ島にみんなを……」
「ごめんなさい、だからぼくはみんなのためにはいつでも命をすてます」
「そうだ、おまえはおまえの罪をあがなわなきゃならんぞ」
モコウはがくぜんとしてそこを去ろうとした、がそれはすでにおそかった。次郎がおかした罪のしさいを、すでに、ことごとく聞いてしまったのだ。