Classici giapponesi con furigana
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やまぶき
山吹
泉 鏡花
Leggi 山吹 (やまぶき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 16.366 caratteri · 34 schermate
人形使 笙篳篥が、紋着袴だ。――消防夫が揃って警護で、お稚児がついての。あとさきの坊様は、香を焚かっしゃる、御経を読まっしゃる。御輿舁ぎは奥の院十八軒の若い衆が水干烏帽子だ。――南無大師、遍照金剛ッ! 道の左右は人間の黒山だ。お捻の雨が降る。……村の嫁女は振袖で拝みに出る。独鈷の湯からは婆様が裸体で飛出す――あははは、やれさてこれが反対なら、弘法様は嬉しかんべい。
万屋 勝手にしろ、罰の当った。(店へ入る。)
人形使 南無大師遍照金剛。――(ちびりとのみつつ、ぐたりとなる。)
夫人、雨傘をすぼめ、柄を片手に提げ、手提を持添う。櫛巻、引かけ帯、駒下駄にて出づ。その遅桜を視め、
夫人 まあ、綺麗だこと――苦労をして、よく、こんなに――(間)……お礼を言いたいようだよ――ああ、ほんとうに綺麗だよ。よく、お咲きだこと。(かくて、小流に添いつつ行く。石がきにサフランの花を見つつ心付く)あら鯉が、大な鯉が、――(小流を覗く)まあ、死んでるんだよ。
やや長き間。――衝と避けて、立離るる時、その石垣に立掛けたる人形つかいの傀儡目に留る。あやつりの竹の先に、白拍子の舞の姿、美しくたけたり。