Classici giapponesi con furigana
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ひゃくものがたり
山椒大夫・高瀬舟
Leggi 山椒大夫・高瀬舟 (ひゃくものがたり) di Mori Ōgai (森 鴎外) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 45.466 caratteri · 92 schermate
創は誰も負っていない。次に永井、久保田両徒目附に当てた口書を取った。次に死骸の見分をした。酒井家に奉公した時の亀蔵の名を以て調書に載せられた創はこうである。「背中左之方一寸程突創一箇所、創口腫上り深さ相知不申、領に切創一箇所、長さ三寸程、深さ二寸程、同所下之方に切創一箇所、長さ一寸五分程、深さ六分程、左耳之脇に切創一箇所、長さ一寸、深さ六分程、右之肩より乳へ掛け一尺程切創一箇所、深さ四寸程、同所脇肩に切創一箇所、長さ二寸、深さ一寸程、咽突創一箇所、長さ三寸程、都合七箇所」衣類は木綿単物、博多帯、持物は浅葱手拭一筋である。死骸は玉木勝三郎に預けられた。次に呼び出されていた、亀蔵の口入人神田久右衛門町代地富士屋治三郎、同五人組、亀蔵の下請宿若狭屋亀吉が口書を取られた。次に九郎右衛門等の届を聞き取った辻番人が口書を取られた。
見分の役人は戌の上刻に引き上げた。見分が済んで、鵜殿吉之丞から西丸目附松本助之丞へ、酒井家留守居庄野慈父右衛門から酒井家目附へ、酒井家から用番大久保加賀守忠真へ届けた。
十五日卯の下刻に、水野采女の指図で、庄野へ九郎右衛門等三人を引き渡された。