Classici giapponesi con furigana
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こうせつきょうほうずえ
巷説享保図絵・つづれ烏羽玉
林 不忘
Leggi 巷説享保図絵・つづれ烏羽玉 (こうせつきょうほうずえ) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 365.120 caratteri · 728 schermate
「だって、お父つぁん、あれはしかたがなかったんだもの。へんなことがあってねえ。他の女中が悪いことをして、あたいに濡れ衣をきせたんだよ。あのまたおかみさんという人も、あんまり眼がなさ過ぎるじゃないか。そいつのいうことばっかり真に受けて、あたいのいうことは取り合わないのさ。馬鹿々々しい。誰がこんなところにいてやるもんかと思ってね、いいかげんあきてもいたところだったから、ぷいと飛び出しちゃったの。
お前は、あの吉田屋を御殿のように思っているようだけれど、あんな家、奉公人には地獄だよ。でも、いくらそんなこといったって、お父つぁんは眼の色をかえて怒るにきまってるから、当分あたいのしたいようにしてみて、何とか眼鼻がつくまで、自家のまえを通っても、知らん顔をしていよう。そのうちこっちから挨拶に出て――」
「待ちな。その吉田屋さんで起こったへんなことてえのは何だ」
三
「あっ、そのこと。何でも、おかみさんの物がなくなって、あたいの行李から出てきたとかいうんだよ」
「とかいうんだとは、まるで他人事みてえじゃあねえか」
「そうさ。あたいはちっとも知らないことなんだもの。