Classici giapponesi con furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Leggi 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) di 高村 光雲 (たかむらこううん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7468 caratteri · 15 schermate
この人のことは、前に東雲師歿後の高村家のことを話した処でいい置きましたから略します。
それから、現在のことにわたりますが、ついこの間まで家にいた吉岡宗雲君は、京都高辻富小路の仏師の悴で、今は郷里に帰っており、次に奈良多門町の大経師の悴で、鏑木寅三郎君は紫雲と号す。これは昨年卒業し、現在府下滝の川の自宅にて勉強しつつあります。
その次に、九州久留米出生で、上野義民というのは卒業をして後、今日私の工場に通勤して盛んに働いております。
また、今一人は山口県小郡町仏師田坂雲斎氏の甥で、田坂源次号柏雲といい、これは最早近々卒業、なかなか勉強家で、本年の帝展出品製作も盛夏の頃より夜業に彫刻して首尾よく入選しました。
このほかに茨城県稲田出生の小林三郎、これはまだ本の初めでありますから名前だけ記して置きます。
こう数えて来ると、西町時代から今日まで、随分歳月も長く、弟子としての人数も多いことで、おおよそ六十名もありますが、その中には名の落ちた人もありましょう。有為の材を抱いて若死にしたものもあります。また天性に従って一家を為した人もあります。こういう人々の身の上を思えば、決してまた他事でなく、自分が十二歳の時に蔵前の師匠の家に行き、年季奉公を致した時から以来のことなども思い合わされ、多少の感慨なき能わずともいわばいわ