Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

はいとうだいのかいちょう

廃灯台の怪鳥

山本 周五郎

Leggi 廃灯台の怪鳥 (はいとうだいのかいちょう) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8578 caratteri · 18 schermate

Aozora Bunko

新田快青年の活躍、発見された白い粉

恐ろしい叫び声も聞きました。襲いかかられて傷も受けました。いま思っても恐怖で体が竦みます……然し、然し僕には信じられない。こんな奇怪な事が有る筈はないと思います。僕は真実を突止めたいのです。例え僕一人でも踏止ってやります」

新田は拳を固めて云った。

新田快青年の活躍、発見された白い粉

「よく云った、新田君!」

博士はつと新田の手を握りながら、

「私も立退くのは心外なのだ。こんな怪談めいた事件に負けて、折角の研究を中止するのは科学者として最大の恥辱だ。私も君と一緒に此処へ残ろう」

「あたしだって帰りはしないことよ」

「無論、僕もいます!」

桂子も北村も堅い決意を示しながら云った。――新田は微笑して、

「斯う気が揃えば何よりです。それでは少し眠りますからどうか皆さんもお引取り下さい。気分も直りましたから」

「そうか、では我々ももうひと眠りしよう」

そう云って博士たちは出て行った。

新田青年は再び寝台に横わり、静かな気持で事件を考え直してみた。――幾ら考えても、然しそれは謎のまた謎である。

――慥にあの怪鳥が立っていた。そして翼をひろげて跳掛って来た。奇怪な叫び声もはっきり耳に残っている。