Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

奴は、あの蟠龍軒に相違ござんせぬ」

文「フーウム、友之助、ちょっと此処(こゝ)へ、今棟梁が申した通り、あの煙草入は確かにお前が蟠龍軒に売った品か」

友「えゝ、こりゃア私が仕立てました、高麗青皮の胴乱(どうらん)、金具は趙雲の円形(まるがた)、後藤宗乘の作、確かにも/\外(ほか)に二つとない品でござります、口惜(くや)しい事をしましたな、それと知ったら早くお上(かみ)へ訴えて、敵(かたき)を取ってやるのに、神ならぬ身の知るよすがもなく、皆さんに苦労を掛けたのは口惜しいなア」

森松と國藏は膝を叩いて

「こいつア話が面白くなって来た」

喜「いや文治殿、その蟠龍軒なら少し聞込んだことがござる、拙者主家(しゅうか)の御領分越後(えちご)高田(たかた)よりの便(たより)によれば、大伴蟠龍軒似寄(により)の人物が、御城下に来(きた)りし由、多分越後新潟辺に居(お)るであろうと思われます」

文「さて/\悪運というものは永く続かぬものじゃなア、然(しか)らばお国表の様子を聞合せ、直ぐさま出立いたすでありましょう」

喜「それなら此方(こちら)に伝手(つて)がありますから、早速屋敷へ帰り、お国表を調べた