Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

文「おい舁夫、水はないか、そこらに水溜りがあるなら手拭を霑(しめ)して来い」

舁「御覧の通り此処(こゝ)は山の上で、水は少しもありませんが、一体何(ど)うしたんでしょう」

文「知れた事、追剥(おいはぎ)よ、何(なん)とかして水を見付けてくれんか」

舁「地蔵様の前に水がありますが、凍(こお)り切って居りやす」

文「その氷を持って来い」

文治は懐中より薬を取出し、旅人の口へ入れて氷を含ませ、

文「旅人々々」

と呼ばれて漸(ようや)く気が付きました。

旅「ウ、ウ、ウーム」

文「旅人、気が付いたか、確(しっ)かりしろ」

旅「有難う存じます」

文「定めし山賊の仕業であろうな」

旅「ウヽヽヽウ、おゝ苦しい」

文「金子も衣類も取られたか」

旅「皆取られてしまいました、今しがた二三の山賊が其処(そこ)らに居りました」

文「山中とは申しながら、日中(にっちゅう)旅人の衣類金銭を剥(は)ぐとは恐ろしい奴だなア」

旅「私(わっち)もこんな目に遇(あ)おうとは夢にも思いませんでした」

舁「これ旅人、その追剥は何方(どっち)へ逃げたか知らねえか」

文「いやさ舁夫、知れた