Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
時に友之助、
友「やい蟠龍め、この煙草入は覚えが有ろう、この友之助が其方(そち)へ売った煙草入、お茶の水の人殺しの時、亥太郎さんに取られたであろう、さア何(ど)うじゃ、えゝ、この意気地無(いくじな)しめが」
いかに卑怯な蟠龍軒でも、もう斯(こ)うなっては逃げる訳に参りませぬ。
蟠「ウーム、かく申す大伴の道場へ夜中(やちゅう)切込んで、泥坊同様なことをしたのは其の方どもだな、よし、片ッ端から切伏せくれん、さア支度いたせ」
と言いながら四辺(あたり)を見ますると人一ぱい。國藏、森松、亥太郎始め、皆々手に/\獲物を携(たずさ)え、中にも亥太郎は躍起(やっき)となって、
亥「さア人面獣心(にんめんじゅうしん)、逃げるなら逃げて見ろ、五体を微塵(みじん)に打砕(うちくだ)くぞ」
文「大伴氏、最早逃げようとて逃すものでない、積る罪業(ざいごう)の報いと諦めて尋常に勝負せい、お町、其方(そち)少し下(さが)って居れよ」
相手は大勢(おおぜい)、蟠龍軒は隙(すき)あらば逃げたいのは山々でござりますが、四辺(あたり)は一面土手を築(つ)いたる如く立錐(りっすい)の余地もなく、石川土佐守殿は忍び姿で御出馬に相成り、与力は其の近辺を警戒して居ります。