Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
尚お右京殿の使者も忍び姿にて人込みの中に紛(まぎ)れ込み、藤原其の他二三の侍も固唾(かたず)を呑んで見張って居りまする。文治は静かに太刀を抜放ち、
文「さア大伴氏、其許(そこもと)は舅の敵の其の上に、よくも此の文治が面部に疵(きず)を負わし、痰唾(たんつば)まで吐き掛けたな、今日こそ晴れて一騎討の勝負、疾(と)く/\打って来い」
蟠龍軒はぶる/\総身(そうみ)に震いを生じ、すらりと大刀抜くより早くお町の方を目がけて一太刀打込みました。
文「何をするッ」
と文治は横合より打込む太刀を受け止め、
文「女を相手にしようとは卑怯な奴じゃな、さア此の文治が相手だ」
時に見物一同声を挙げて、
「馬鹿野郎、卑怯な奴だ、叩(たゝ)ッ切ってしまえ」
乙「どうだえ、女が切られなくって宜(よ)かったなア」
丙「どうも美(い)い女だなア、あの後姿の好(い)いこと、桜の花より美くしいや、ちょっと姉(ねえ)さん、此方(こちら)を向いて顔を見せておくれ」
丁「気楽なことを云うな」
同心「これ黙れッ、やかましい」
甲「見ろ/\八丁堀が見張っているぞ、併(しか)し今日の花見は宜(い)い日だったなア、雨が降出さねえと好(い)いがな」