Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

喜「存外御無沙汰いたしました」

町「手前の方でも御存じの通り種々(いろ/\)心配がございますので、思いながら御無沙汰いたしました」

という声も涙声、母には死なれ、頼みに思う夫は揚屋入(あがりやい)り、後(あと)に残るのは其の身一人ですから、思えばお町の身の上は気の毒なものでございます。

十一

喜代之助は云い出しにくそうに、

喜「さて、今日(きょう)参りましたのは、えゝ……いや、どうも誠に御無沙汰いたした、就(つ)きましては……」

町「もし藤原様、あなたは文治の事でお出(い)で下すったのではございませんか」

喜「さゝ左様」

町「さア何(ど)うなりました藤原様え……藤原様、文治が命に別状でもありはしませぬか、ねえ藤原様」

喜「いえ、お命に別条はござらぬが、只(たゞ)……」

町「藤原様、何(ど)うぞお早く仰しゃって下さいまし、もし文治が遠島にでも……」

喜「左様、これが愈々(いよ/\)明日(みょうにち)になりました」

町「えッ、いよ/\……」

喜「はい」

と暫く二人は俯向(うつむ)いたまゝ思案に暮れて居りましたが、やがてお町は心を取直しまして、